ハトメ加工機が壊れた~(後編)
日常のビニール製品製造現場の作業風景や、弊社の物作りへの取り組みなどをブログに掲載しています。
先週のブログに書いた通り、ハトメ加工機「APM-500」のシャフトを不注意で壊してしまいました( >Д<;)
この「APM-500」は、15年前に購入したハトメ加工機です。かなり前に生産が中止され、部品供給も難しいと聞いていましたが、 とりあえず代理店の商社を通してメーカーのモリト株式会社にスペアパーツが無いか確認してもらうことにしました。
約1週間後・・・
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! 来ましたよスペアの部品が! メーカーの方のお話では、最後の1個だったそうです。
そうそう、これです。これが欲しかったんですよ~
さっそく、交換作業に入ります。
まずは、壊れたシャフトを取り外さなくてはいけません。今回は慎重にC-RCを使って外しやすくします。
ここも「左ねじ」なので、時計方向に回して緩めます。
新しい部品は、表面に防錆処理がしてあるようなので、プーリーが嵌まる部分を磨いて、防錆処理を落とします。
新しいシャフトを機械に取り付けていきます。
本来の目的だった、Vベルトを新品に交換していきます。ちなみに短い側が「A-23」、長い側が「A-41」です。新品のVベルトを2本取り付けたら、問題部分のネジを取り付けます。
さあ、次は試運転。緊張の瞬間です。スイッチオ~ン
「スウィーーーーーー」と静かに軽快な音がします。15年ぶりにグリスアップしたこともあり、以前より回転している時の音が静かで、かつ滑らか~に回転している良い感じの音がします。
ビニール腕章のハトメ加工も従来通り、きれいにできています。
社内の皆さんが間違えることが無いように「左ねじ」ってテプラで表示しておきました(笑) いえいえ、5年後の私のためでした!
今回は、運よくスペアパーツが見つかりましたが、見つからなければ、この大事な機械も廃棄することになっていたかもしれません。部品を手配していただいた代理店の方、懸命に探していただいたメーカーの方にたいへん感謝しています。本当にありがとうございました~